子猫のその後を書かなくては・・・・と思いつつ、心重くて、つい・・・。
子猫をハエから守るために、寝ている子猫に梅用コンテナを被せ、その上から不織布で覆っておいた。そして2時間おきぐらいに、ほんの少量の水で薄めたヨーグルトを注射器で飲ませたりした。
少しずつ、子猫が元気になるようで、案外上手くいくかも、と楽観的だった。
そうこうするうち、あの日の梅もぎは終わった。そこで子猫のミルクを買いに行くことにし、その前にコンテナの下の子猫をチェックした。
いない!探したら、2メートルほど離れた犬小屋の、犬の鼻先にある丸い石の上にいた!
小型犬のマルは、利口だが臆病。けれど散歩の途中で猫を見かけると、反射的にダッシュするのが常だった。けれどその時は、鼻先に坐る子猫を神妙に眺めているだけだった。子猫の方には怖がる様子はまるでない。
以前、犬と猫が仲良く一緒に暮らす記事を読んだことがあった。マルはメス犬だし賢いし、もしかして母親代わりになるかもしれない、と思った。そこでマルに仲良くするよう、よくよく言って聞かせて、買い物に出かけた。不思議なことに何の不安も感じなかった。
40分後に戻ったら、子猫は死んでいた。
外傷はなかった。マルがふざけて、ちょっと手を出したのが、脆いガラス細工のような子猫には、致命的な打撃となった・・・のだろう、多分。
逆上してマルの頭を叩いてしまったが、責められるべきは私。我ながら、何という愚かしさ!なんたるアホ!バカ!!
この思慮の足りなさ!自己嫌悪に陥る。全く・・・・もう・・・・!!!
子猫よ、ゴメンよ!!!!!許しておくれ!
今日の夕方、荒川さんが来た。この話をしたら、「仕方がないよ。よかったのかもしれない。昔は子猫は目が開かないうちに、川に流したもんだ。可哀想だけど、飼えないんだから、仕方がなかった」と言われた。
近所に猫屋敷がある。1人暮らしの男性が、捨て猫を拾ってくるらしく、猫がウジャウジャいる。しかし面倒をほとんど見ないようで、たいていは痩せこけて、皮膚病持ちで汚れている。当然避妊はしないから、子猫が生まれる。しかし栄養状態が悪いので、かなりが淘汰されて、猫算的増殖はしない。その1匹なのだろう?と推測する。
悲しいなあ!
ご心配くださった方々、ゴメンナサイ!!!