昨日の買い物で、タイシの500MLの豆乳を3本も買ってしまった。牛乳は買ったら即ヨーグルトにするから、豆乳もまたヨーグルトに。残っていたカスピ海ヨーグルトを加え、今の時期なら常温で数時間。
前にも豆乳でヨーグルトを作ったことがあったが、牛乳とはかなり違う、舌を刺すような強烈な味で、デザートとしては抵抗のある味だった。そこで今回は発想をガラリと変えて、お豆腐を食べるつもりで、お醤油で食べてみた。
驚くほどおいしかった!そうか!お豆腐と考えればいいんだ。
豆乳の質か、あるいは時間が短くて醗酵が若い段階だったからか、癖がなくて、おぼろ豆腐のような感じで、非常にイケる。
ユズコショウや青ジソや昨夜作ったイタリア系のバジリコの緑のソースなんかと、合うんじゃないかな?明日改めてトライしよう。
で、翌日。
昨夜の醗酵が若くて、まるでおぼろ豆腐のような段階から、醗酵が進み、固形のたんぱく質と水分のホエーに分離している。これを型に流せば、本当のお豆腐である。
固形部分をスプーンですくい、おろしたスダチをパラパラ、長崎・五島の友人手作りの極上醤油で食べてみた。
ウ~ン!と唸なっちゃうほど、おいしい!!!!
こんなおいしい豆腐、初めて!と思わせるほど。
醗酵してかなりの酸味が加わったが、私は普段でも柑橘類の絞り汁を使うので、一向気にならない。豆の甘さが実によく分かるし、こっくりと濃厚な旨味が凝縮している!舌触りもまことにキメ細かい。
当たり前のことだけど、豆腐のうまさは豆乳のうまさで、豆乳のうまさは大豆にかかっていること、痛感した。
なお、「こんなおいしい豆腐、初めて!と思わせるほど」と書いたが、「快適なビンボー暮らし」を20年も続けているので、その間、私にマトモなお豆腐を食べる機会がなかっただけで、それなりのお金を払えば、マトモにおいしい豆腐は食べられる。
この豆腐、特別な豆腐とは思わない。ただマトモな豆腐なのだ。マトモな豆腐は非常においしい。そういうおいしさなのである。
タイシの豆乳が安売りで1リットル300円。そこからできた豆腐は、市販の普通サイズ1丁分。豆乳を通常価格で計算すれば400円だから、1丁400円の豆腐となる。これはビンボー暮らしの我家には、チョット無理な価格。
おいしい豆腐を食べたいなら、やっぱり大豆の自給率を上げるしかないなぁ!