数日来、またまた害虫の捕殺に時間を取られている。
昨年まで猛威振るっていたクリムシジンジーから解放されて、ホッとしていた。
柿については、去年はカイガラムシがひどかった。カイガラムシが出す分泌物に黒カビが発生して、まるで煙で燻されたようなスス病が蔓延し、弱った葉が落葉して、大きな被害を受けた。
しかし今年はカイガラムシの発生もなく、柿についてはすっかり安心していた。ところがである・・・・
数日前に、柿の木の異変に気づいた。木の下に葉がかなり落ちていて、見上げると、何物かが、驚くほど葉を食害している!
目を凝らしてよくよく見ると、犯人達が見えてきた。
イヤ!いるいる!緑の葉裏に緑の虫なので、非常に見つけづらいが・・・・・。
柿モギ用の長バサミで、虫のいる葉を切り落とし、足で踏みつけて殺すという原始的なやり方で対処する。体長13ミリほどの名も知らぬ、この小さな毛虫の突起にちょっと触れたら、それだけでヒリヒリ痛んだ。毒蛾の幼虫?
大きな葉を半分以上平らげて、10匹の幼虫がズラ~リ。その様は航空母艦の甲板上に並らんだミサイル?あるいは機関銃の弾丸?そういうゴツゴツした、いかついイメージ。
インターネットで調べたら、ハバヒロアオイラガと分かった。柿の木にスズメの卵のミニチュア版みたいのが産み付けられているが、あれがこのイラガの繭だった。
それにしてもハバヒロアオイラガとはややこしい名前だ。多分、「巾広青イラガ」ということだろう。やはり有毒だった。
初日50匹、翌日110匹、その次30匹、そして昨日が3匹捕殺。
何せ見つけにくい。それに木の上部がどういう状態か、下からはまったく分からない・・・・・だからもう、これで諦める。
南無!深刻な被害となりませんように!
今のところ、渋柿は豊作。だから台風で強風が吹いたら、枝はバッサリ折れてしまう。
南無!台風が来ませんように!