今日は朝の8時から河川清掃。
わが家の西を流れる川の、すぐ近くの橋から下の橋までの間の川が、清掃区域。
以前なら、8時開始にもかかわらず、7時15分ぐらいから作業を開始する人がいて、7時半にはほとんどの人が揃って、本格的作業となる。
ところがここ1,2年、出足が著しく遅くなり、8時ちょっと前に揃う。ま、定刻には間に合っているのだが。
組に入ってない私にとっては、河川清掃が唯一、組の人と一堂に会する大切な機会。
Uターンし、初めて河川清掃に参加した二十数年前、何人かの男たちは、組に入らない私に強い反感を抱き、あからさまに無視する態度をとった。
二十数年後の今、彼等は老いた病気持ちとなっていた。
人工透析を受ける人、肩と腰が痛む人、心臓病の人・・・・・。
私に微笑するほど、弱気になっている。
高齢化社会がまざまざと見える。
今年は川の芦の繁茂がものすごくて、いつもなら2時間程度の作業が、11時までかかった。芦の量も多かったが、男たちの老齢化も原因だろう。
前回まで出労していた80代と70代の男性2人、今回は来なかった。10年後の河川清掃はどうなるだろう?・・と話し合った。十年後、私だって70歳である。
ま、その時はその時のこと。火炎放射器?で枯れ芦を焼けばいいさ!
20年前の作業終了時には、近くのお宅の庭先を借りて、当番が自家製の漬物や煮物、お菓子にお茶など準備して、かすかに春めいた山を眺めながら、世間話に花を咲かせたものである。
20年後の今、パック入りお茶とアンパン1つの袋が配られて、貰った袋を持ったままの散会。
人はどんどんバラバラになり、孤立していく。