このところ気になることに神経が集注していた。
で、気がついたら、数日間、新聞も読まず、ラジオ・ニュースも聴かず(聴いたのは第2放送で、第2にはニュースなし)。
昨夜、初めてジャワ島の大地震の惨事を知った!
先日有明の湾岸ビル群を見たとき、大地震の折の液状化や津波を思った。
そしてわが家は欠陥住宅である。
だから地震にはとても弱い(と思っている)。
けれど屋根がステンレスで極めて軽いから、家がいきなり倒壊してペチャンコ・・・・にはならないだろう・・・・と、楽観的に考えることにしている。
どういう欠陥か?
基礎に問題がある。排水管の工事に手抜きがあり、水漏れが起こっている。しかし基礎が分厚いコンクリートのベタ打ちなので、簡単に修理できない。この件はまた別の機会に。
さて、東京の友人から『食品の裏側』が送られてきた。
買うつもりの本だった。
時間がないので、まだパラパラ拾い読みだが、やっぱり!!!と腑に落ちることがいくつもあった。
ビンボー暮らしの時代、近所の小さな食料品店を利用していた。初老夫婦が経営していて、この夫婦が好きなこともあって、今も時々買い物をする。
市場で、何らかのキズがあるB級品を仕入れてくるので、時々超お買得があり、例えばサンマやイワシやサバが、ベラボーに安いことがあった。
私はしばしば利用させてもらった。もっとも超お買い得で買うのは、イワシとサンマとサバだけだったが。
そういう場合に、外側はキラキラ輝く新鮮そうな魚が、内臓は相当痛んでいるケースがかなりあった。
外側と内臓の、この鮮度の違い!・・・何かあるのだろう!?と思っていた。
その疑問が、この本で氷解した。
化学の知識を総動員して、食に関する「現代の錬金術」が行なわれている!その具体例がいっぱい。食の基本が揺らいでいる。
友人・知人たちにも廻して、読んでもらおう!
是非お勧めする1冊である。
『食品の裏側』 安部司著 東洋経済新報社刊 1400円+税