高校の同級会をキッカケに、2人の女友達と付き合うようになった。
その内の1人から、「12日に遊びにおいでよ!Hさんも来るから」と、電話が来た。
このところミニコミの原稿書きと、山なす資料のデーターベース化で追われていたので、気分転換のいいチャンスと、出かけた。
彼女のところは91歳の舅、認知症気味の85歳の姑、50歳の時に事故に遭って車椅子生活となった夫、それに彼女の4人暮らし。
彼女等の家は神奈川にあり、成人した子どもたちは、そこで暮らしている。夫の老いた両親の面倒を看るため、彼女等夫婦だけが、実家に戻って来たのだ。
木曜日は、両親がデイサービスで不在の日。
「もしかしたら亭主はいるかも知れないけど、気にしないわよね。彼はあなたのファンなの」と言われていたが、ご主人もお出かけで、結局女3人の天下となった。
初めて訪れたその家は、立派な長屋門のある大きな旧家だった。
お客扱いはお互いに面倒と、台所のダイニング・テーブルに陣取って、料理を作りながら・手伝いながら・食べながらの・・・・・オシャベリとなった。
メインは手作りピザと揚げパン。
醗酵済みのドウを、半分はピザクラストにし、上にサラミやトマトやピーマンやチーズを載せて、無水鍋で焼いた。残りの半分は、ちぎって・丸めて・伸ばして・ねじって、油で揚げて、揚げパンにした。
彼女等2人は、オシャベリしながらも手はドンドン動き、ピザや揚げパンが手際よく出来上がっていく!そばで私はその仕事ぶりを、ホトホト感心しながら眺めている。
永年の「必要」に鍛えられた彼女等は、とにかく手際がいい!
そこへいくと私は・・・・・・・・(シュン)!
ちょっと恥ずかしいが、ま、人はそれぞれ!自分の得意分野が生かせたら、それでいいんじゃない?
それにわが家の台所はいまだに七輪の炭火暮らし。これも手際の悪くなる要素ですねえ(と言い訳)。
焼きたて・揚げたて・熱々のピザと揚げパン、採れたて・茹でたてのスイート・コーンと枝豆と、自家産のキューリのキムチや蕪の漬物、ハネ出しの桃がふんだんに、コーヒーとお手製のババロア・・・・・心ゆくまで食べて、トリトメのない話だったが、心ゆくまでオシャベリした。
外は雨・・・・・・・・・・・落ち着く!
気がつくと午後4時近い。ご両親が戻る時間!
ソラ大変!と、サッと洗物を済ませ、おいとまをした。
じっとり湿って重い空気の中で、仏前に挿した開き始めの山百合が強く香る。
クチナシも負けず劣らずの芳香を放っている。
画像は昨年のもの。今年はさらに花数が増えた。
この芳香とお盆行事は、私の中では切っても切れぬ関係にあるが、地区の申し合わせで、今年からお盆は8月の旧盆に変更とか。
今は桃出荷の最繁忙期。
昨日と今日、3軒から桃を戴く。