6月議会の一般質問のメインは、新しい電算システムの契約について。これ以外に東日本大震災関連の質問がいくつかあり、
その中に「木質発電」がある。
この問題のため、いろんな記事やブログを読んでいたが、その中で特に面白かったのが、この方の
ブログ。
林野庁と政府は、林業再生に多額の補助金を出すが、
出す側も、それを受け取る側も、本気じゃない。
だから補助金が終われば、そこで事業も終わる。
補助金を出したことの成果は形だけ。
ちゃんとした評価が行われない。
つまり税金が生きないわけ。
そういう流れの中で、彼はNHKのETV特集「あるダムの履歴書」にふれていた。その日のブログにリンクさせようとしたけれど、出来ないので、コピペしておく。
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教育テレビのETV特集で「あるダムの履歴書」として北海道沙流川流域の二風谷ダムが特集で放送された。
ダムの公共事業としての問題点とアイヌ民族問題としての、日本の大きな問題の集約がこの放送で表されていた。
無制限の山の伐採による荒廃と、川をダムにより堰き止めたことによる川の荒廃と、その凄まじさにただただ驚くのみであった。
アイヌ民族の自然との融和による自然観と生き様、そして日本人のその逆の生き様、その結果がこのダム建設による沙流川の状態に示されている。
それにしても国の政策の無責任さと、いやそれ以上に能力のなさを痛感する。本来の日本人はこのような民族では無かったはずなのであるが。
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検索したら「
あるダムの履歴書」がYou Tubeにあり、1時間か1時間半のかなりの長編なのに、全部観てしまった!
この国の公共事業の愚かしさが、実に実に良く現われている!
暗澹たる気分だけれど、でも光はある。
虐げられ続けて来たアイヌの人の中に。
国の計画では100年は大丈夫とされた砂の堆積が、
5年ですでにダムの半分は土砂で埋まる。
台風で大雨が降ったら、上流の山から厖大な量の流木が流れてきて部厚くたまり、排水口からの放水を邪魔して、あわやダム決壊の恐れまで出る始末。
この流木が全て枯木。
間伐し、その後、間伐材そのまま山に残したものが流れ出した。
つまり山が荒れている。
山が荒れれば、川も荒れる。
治水ダムに300億投ずるよりも、
年に3億づつ、100年間、山に金をかけて整備するほうが、よほど有効では?と、
アイヌの貝澤さんが言ってましたが。
何と愚かな政策だろう!と心底思う。
こういう愚かな政策から脱却したかった!!!
民主党政権になり、やっと脱却できる!と、
喜んだのだけれど・・・・
今後、日本はどうなるのだろう????
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