先週の土曜、友人に急用ができて、そのピンチヒッターで、親と一緒に暮らせない子どもたちが暮らす施設に、読み聞かせのボランティアに行った。
3~5歳ぐらいの低年齢層の子どもたち10人ほどに、絵本や紙芝居を読んでやる。
ごくごく普通の子どもたちが、親の都合に振り回されて、人生のスタート・ラインからハンディを負って出発しなければならない・・・・そう思うと不憫!
改めて、人生は不条理!と思う。でも受け入れるしかないけれど。
当然のことながら子どもたちはベタベタしてくる。私にとっては読み聞かせなんて、どっちでもいいので、無意味とは知りつつも、私もベタベタベタベタ。
私以外の朗読ボランティアはさっさと帰ったけれど、
私は事務方責任者の職員と何げなく立ち話・・・・・
子どもの年齢層は上は高校生まで。頭がいいと大学進学も有り得ること。これまで1人の大学生が実現したこと。そして今、とても頭がいいけど、英語が苦手の高校1年生がいて、英語をなんとかしてやりたいが・・・・との話。
ならば私が教えましょう・・・・・ということになった。教える前に、一応相性をチェックしておきたい。で、昨晩会いに行った。
目を見た瞬間、その利発さが分かるような少年でだった。
話すときに視線をそらさず、こちらの目をじっと見つめて話すのもいいし、知的好奇心も旺盛で、本が好きというのもうれしかった!それに自分の思いを言葉に出来る能力もかなりのもので、総体として、彼に対する私の評価はすこぶる高い。ちょっと目を見張ってしまった。
彼は自分の置かれて状況をよく把握していて、そこから抜け出す唯一の方法が、教育と思っている・・・みたい。だから「知」にたいしてはハングリーなんだ。
これまで何人かの高校生に英語を教えたけれど、いかに相手の興味や関心を繋ぎとめるかが、最大のポイントだった。
でも彼との間では、そんなつまらないことに気を使う必要がまるでない。彼が嫌になったら、そこでやめればいいのだもの。
これってホント~にうれしい!
16歳の田舎の高校生に比べれば、私の英語知識はまだ相当な量だから、それをフンダンに彼に振りかければいい。彼なら、かなりの部分を消化するだろう。
こういうタイプの子どもに出会ったことがなかったので、
とにかくうれしい!楽しみ!来週23日から勉強開始!
うれしい!うれしい!
彼にも深刻な家庭の事情があるだろうが、それを逆にバネにして、「禍転じて福となす」人生にできるよう、ささやかなお手伝いができたらうれしいなぁ。