友人からもらった白菜の苗を植えた。彼女のところは果樹専業農家。夏は文字通り目の廻るような忙しさだが、私の分まで白菜苗を育ててもらっている。私は白菜の苗立てが下手なもので。
その苗だが、今年は虫除けの不織布ですっぽり覆われて、届けられた。プラスチックのケースに針金で簡単なフレームを作り、その上に不織布がフワッとかけられている。まだ暑いこの時期、白菜育苗の大敵は虫である。不織布の中で育てれば、虫の脅威からは解放される。アイディアだ。
けれど畑に移植すると、不織布で覆うわけにはいかない。昨年の第1次白菜は虫にやられて全滅。第2次がかろうじて半分生き残った。今年はどうなる?
数年前まで本格キムチを仕込むため、かなりの数の自家産白菜がどうしても必要だった。しかしここに来てキムチ熱はかなりクール・ダウン。かってほどに白菜の必要度は高くない。
けれど上手に保管すれば、翌年の3月ごろまで美味しく食べられる白菜は、やっぱりありがたい野菜である。
ニンニクを50片ほど植えた。8月終わりに20片ほど植えたので、トータルで約70。70球採れたとして、1球に5~6片とすると350~400片で、毎日1片の消費を賄える計算。
国産ニンニクと中国産では余りに値段が違う。ビンボー暮らしの私に選択肢はなく、中国産を買わざるをえない。これが自給できたら、本当にいいのだけれど!
ニンニクは肥料食い、せっせと肥料をやろう。収穫は来年5月。
なぜそんなにニンニクが必要?医者から体が冷えて血の巡りが悪いのでは?と言われたのがキッカケ。体を冷やしている十分な自覚がある。ニンニクや生のニラを食べると、体がカッと熱くなるのが分かる。
ニンニクはもっぱら蒸焼きの形で利用。カマドや七厘を使った後、アルミホイルでくるんだ丸のままのニンニクを、放り込んでおく。すると余熱でじっくり加熱され、いい感じの蒸焼きになる。柔らかく味もマイルド。そのままでもいいし、ミソ・砂糖と混ぜ合わせても非常においしい。臭いはない。あの臭いは、切って空気と触れさせた時に発生する。臭い大好きの私にはちょっと残念だけど、毎日ニンニク臭プンプン・・・というわけにもいかず。で、もっぱらの蒸焼き専門。
8月終わりに定植した芽キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーは順調。ケールは虫と苦戦中。
写真はカリフラワー苗。地表を被う枯葉は、台風で折れたクリの大枝から。葉は畑に敷き込み、木部は薪として活用。
これから大根とカブ、それにチンゲンサイ、クーターサイ、紅苔菜、春菊、カラシ菜、小松菜、ホーレン草を蒔く予定。
5,6年前に植えた甘柿が、今年初めて40個ほど実をつけた。消毒しないので、虫にやられる。赤く色づいているのは、たいてい虫食い。でもここまで来るともう十分美味しくて、日に2、3個食べている。
渋柿はドンドン落ちている。これを書いている最中も、落ちる音が聞こえる。
8月中旬までは、枝も折れるほどの豊作だったのに、毎日渋染め用に30~40個も青柿を拾うほどに落ちる。結果的には今年も不作の可能性大。
でも余りガッカリしてない。というのも、昨年は友人から渋柿を2,3百キロも貰えたから。もっとも多くは熟柿になりかかったものだけど。で、今年も・・・と心密かに当てにしている。しょうのないワタシ!
大根の熟柿漬けは美味しかったなぁ!ベッタラよりもおいしかった!今年はうんと仕込みたい。