昨晩の深夜1時半過ぎ、夜の静寂の中、わが家の前に車の止まる気配がした・・・・・・・しかし走り去る音がしない。
気になってカーテン隙間からのぞいた。窓の外はちょっと高い土手で、道路はこの土手の下にある。道路とわが家の間には、3mほどの高低差があり、したがって家の正面の道路は、土手に遮られて死角となり、車の姿はまったく見えなかった。
しかし道路の反対側の梅畑の梅の木に、テール・ランプの赤色が映って、近くに車が停車していることを示していた。
こんな深夜、いったい誰が、わが家の前で何をしているのだろう???数分待ったが、動く気配はない。
突然、電話のベルが鳴りだした!
ドキリ!
反射的に、駐車中の車との関連を思った。
受話器を取ったとたん、プツン・・・・と切れた!
どういう意味?????
やっぱり何かある!!!
心臓が早鐘を打つ。
冷静に!クールに!・・・・・と言い聞かせる。
と、再度のベルが鳴った!・・・・・車はまだそこにある!
疑問の余地はない、車からの電話と確信した。
運転者にも、このベルの音が聞こえているはず・・・・。
警察に連絡することをマジで考えた。
・・・・・・・・・ 受話器を取った。
「もしもし・・・・・・・ワタシ・・・分かる?」とオズオズした女性の声!
ドスのきいた男の声を予想していたので、逆に仰天した!
な~んだ!あなたなの~~!!!
ったく・・・・・もう!・・・・・こんな夜中に!!!!!
最近転職したばかりの知人だった。
前職を辞めるとき、迷っている彼女にさんざ付き合わされた。
で、結論が出たのでOKと思っていたら、彼女はさらに寄りかかってくる・・・・で、ついに堪忍袋の緒が切れてしまった。
日本人としては物事をはっきり言い過ぎる私は、これ以上付き合えない、と宣言した。その後、彼女はフッツリと寄りつかなくなっていた。
「心がモヤモヤして、家にいられない。この前を通ったら明かりが見えたので・・・・つい・・・」と。
「ここまで来ちまって、家の前にいるのに、お帰りなさいとも言えない。・・・・じゃー30分だけ話を聞くわ」と。
彼女が帰ったのは、結局朝の6時半過ぎだった。
深夜のマルの散歩は、朝の7時からとなった。
寝不足で頭がクラクラ。で、8時すぎに耳栓をしてベッドにもぐり込む。目覚めたのは、午後1時過ぎだった。
それにしても・・・・・・ったく、もう・・・・・・・・!