忘れていたら、屋敷の一番奥、竹薮際のタラの芽が、すっかり大きくなっていた。
勝手に生えて、勝手に増えて、害虫にも極めて強く、何の手入れもしないけれど、春には美味しい芽のプレゼントがある。
こういう形の農業こそが、私の理想!
そういう意味で、鬼グルミ、ギンナン、栗、桑の実、シイなど、理想の植物である。
昨年は鬼グルミを50キロ?ほど拾い集めた。今も毎日、20個ほど食べているが、本当にありがたいと思う。
これ以外にも松の実やアーモンドやペカンに憧れていた。
ペカンは苗を入手でき、二十数年前に植えた。それが幹の直径30センチの大木となり、数年前から素晴らしく美味しい実をたくさんつけるようになった。
ところがちょうどその頃から、カミキリ虫の害が目立ち始め、今は青息吐息状態で、もう今年の新芽は絶望的だろう。
残念で!残念で!ならないけれど、日本の自然風土で育った植物でないと、やっぱり採集農業には無理と分かった!
かつて、あの加賀豊彦氏がペカンを日本に導入したけれど、その後、定着しなかった。それはきっとカミキリのせい?
それにしても、カミキリ虫の天敵って何だろう?キツツキかな?
もしそうなら、絶望的!