ご無沙汰しました!
ご無沙汰の理由は
「私のビオトープ」のさなえさんへのコメント欄をお読みください。
お喋りは得意だけど、文章を書くのが苦手な私、文章を書くと構えてしまって、非常に疲れる。
で、今日からはスタイルを変えて、気楽に、喋る調子で文章を書くことにします・・・・出来るかな?
つい先日、同僚議員の親族(父親)が亡くなり、お葬式があった。
これまで個人的には、ずーっと葬儀に参列してこなかった(非常に親しい場合は、お通夜、あるいは葬儀の前に伺った)。
議員になってからは、そう単純には行かず、ある程度は出席せざるを得ないと思ってきた。でも今回は議員本人ではないし・・・・・と心の中で迷っていたら、行くのが当然と言う形で処理されて、それに異議申し立てせず・・・・・結果として出席してしまった。
そう言う次第で、私はお葬式というものにまったく慣れていない。
いわば初心者(?)。だから、驚くことがいくつもあった。
まず受付がいろいろあって(すごく大きな葬儀というわけでもなかったけど)、議会関係者の受付があり、なんとそこに、議会事務局の職員が坐っていた!
プライベートなお葬式に、何で市の職員がお手伝いするの????
葬儀会場に入って、さらに驚いた。
焼香客を受ける側の一方に親族達が、もう一方に市長・議長・県会議員が立っていた!!!
議員の父親の葬儀に、こうやって市長が並ぶなら、議員本人の葬儀の場合は、当然並ぶわけね!!!!
20人の議員の本人と家族と、市の職員の幹部とその家族の場合と・・・・・・!!!
焼香だけならともかく、こういう形で立っているなら、市長の執務時間のかなりの部分は、こういうことに浪費されてしまうじゃん!なんという税金の無駄使い!新聞に投書ものの話だなあ!・・・・と、単純に驚いた。
同僚議員は、こういうことは当たり前と考える人ばかり。
でも1人例外がいる。で、彼に私の疑問をぶつけてみた。すると・・・
「今回はまだ議員の父親でしょう。でもこれを一般市民でもやるんだから。市長は、頼まれれば、喜んでやるでしょう。「ウチのお葬式に来てくれた!」ということで市民は喜び、それが次の選挙に繋がりますからね。
葬儀の答礼にいくつ立ったかは、選挙の確実な票読みのデーターになります。
こういうことは、ウチだけじゃありません。どこもみんなそうですよ・・・・・横浜が禁止したとか、聞いたことがあったけど。
新聞の死亡広告欄を見てごらんなさいよ。葬儀委員長とか友人代表とか、かなりの場合が議員や首長ですよ。一般市民は、そういうことをしてもらえることが、名誉なことだと思ってる。
市民が変わらない限り、こういうことは変えられないでしょう」
ヒャー!そういうことか!
そういえば思い出したことがある。
子ども時代に超貧乏で、おしんより貧しい暮らしだったと、まるで熱に浮かされたように私に話すお年寄りがいる。彼の頭脳はまだ明晰で、筋金入りの革新政党支持者に見える。ところが、大卒の息子(この息子だけが大卒で、彼にとっては希望の星だった)の結婚式の話になったら、形式的な媒酌人に、自民党の大物代議士を頼んでいた!新婦側の両親の意向であったらしいが、息子の前途を思えば・・・・ということだったみたい。でも同時に、彼にして、若干の自慢気も見えた。
要は、箔をつけたいわけね?
私なんて、自分自身の地金でいいと思う!だってしょせん、私は私に過ぎないのだもの。
他人の金で、メッキをしてもらっても、メッキだってこと、誰もが知ってて、自分の地金の色も知れ渡っているのに・・・・・それでもやっぱり、そうしたい!?
人間ってそういうものかもね!やっぱり政治はなかなか変えられないなあ!
この葬儀に参列して、改めてエホバの証人スタイルの葬儀を思った。この件は別の機会に。
それにしても今後の、葬儀に参列する私のルール、明確にして、同僚達に公言しておかなくちゃ。