昨日27日は、大学の聴講の初日でもあった。
議会が長引いて、間に合わないことを心配したが、大丈夫だった。
選択した講義は「議会論」。
週に1度、午後1時から2時半までの90分授業。
階段教室で200人ぐらい入れそうなところに35人ぐらい。私を含め、市議2人、村議1人が聴講組にいた(他市の議員をやっている知人に紹介されただけ。他にもいるかもしれない)。
今回は主としてオリエンテーションで、これからの半年間、どういう形で講義を組み立てていくか・・・・。
我々のように、議会の現実にドップリ浸かっている人間には、講義のすべてがものすごいリアリティーをもって響くけれど、学生たちにはさぞ退屈だろうなあ・・・・とちょっと心配していた。
そしたら講義はほぼ毎回、ゲストスピーカーを招いて、彼等の話を軸に展開させるらしい。
そのゲストたちは、有名な改革派?知事だったり、先進的な議会で有名な町の町議だったり、具体的に行政に力を持つ学者だったり・・・・・・わが県都の市長もゲストで来る。とても興味深い!!
約90分の講義の間中、後ろの席で小さな声で、オシャベリを続ける2人組の男子学生がいた。私は講義に集中できたので、まるで気にならなかった。
もっとうるさい教室を予想したので、むしろ意外に静かで、拍子抜けした。
講義が終わった後、さっそく先生の所へ質問に。
今春、3回めの挑戦で、やっと市議に当選した知人は、私とかなり似た立場。
新人議員として張り切る彼女は、さっそく小・中学校に給食の調査に出かけた。
ところが議長の了解を取っていない・・・・と、これが議会で問題になり、吊るし上げの洗礼を受けたらしい。
彼女としては、もう憤懣やるかたない。
結論は「一般市民としてなら問題ないけれど、議員として調査に行くなら、議長の了解が必要でしょう」と。
1年前の私を思い出して、密かに苦笑してしまった。
私は
市営の温泉施設の過去10年の伝票類をチェックして、その資料に基づいて、一般質問をしたら、同僚たちから「待った!」がかかり、「議員の職権の濫用だ!」と吊るし上げられた、あの件についてうかがった。
答えは「市民として、情報を見ることに何ら問題はない。行政の情報は、基本的にはプライパシーに関するものや特殊な情報以外は、開示するもの。
この当然の権利を行使しようとした時、行政が開示に応じなかった・・・・・その場合に、情報公開条例で保障された権利を使って、開示させる・・・・・そのための条例が、情報公開条例なのです」と。
な~~~んだ!
私のやったことは、ちっとも悪くないじゃん!
同僚たちが、ことの本質を理解してなかったってことね!
あんなに大騒ぎして、散々吊るし上げておいて!
やっぱり論理武装は「基本の基本」!