今日は私が属する教育民生常任委員会が開かれて、この委員会に預けられた案件の審議をした。審議終了後、5時半から関係する部局の職員との懇親会。
私自身は、こういう習慣を必要とは思わないけれど、
田舎では何かにつけて、ノミニュケーションは必要と思われていて、
議員と職員のノミニュケーションも、必要と考えられている。
職員が配置換えになった6月と、年末の忘年会と、退職のお別れを会を兼ねた3月と、
年に3回、常任委員会審議の後、ノミニュケーションをやっているらしい。
私はこういうのは苦手で、大抵不参加を決め込んでいるけれど、今日は断り切れず、
1年ぶりに参加した。ま、参加すれば、何らかの発見はあるけれど・・・・。
さて6月議会で私が一般質問で取り上げたものの中に、新庁舎の入札がある。
新庁舎といっても、我が市の場合、買収した中古のスーパーの改修工事の入札だけれど。
予算規模が7億円で、合併以降、最大の事業となる。
我が市では、これまで、一般競争入札を実施したことは1度もない!
(もちろん合併以前は皆無。)
一般競争入札の対象を、1億5千万円以上と敷居を高くし、
発注を分割して、それ以下にするので、常に指名競争入札か、特定の業者を指定する随意契約になってしまう。
指名競争入札は、談合の可能性がとても高い。
そこで一般質問で、昨年度の下水道工事の、平均落札率を聞いてみたら、97.3%と相当な水準。
昨年度の工事の中で、最も金額の高い工事とその落札率を聞いたら、
ある下水道工事で、入札予定金額が9千万円で、落札率はやっぱり97%台だった。
こういう調子で通してきた自治体だから、
来年度に工事が始まる、7億円の改修工事は、是非とも風通しいい方法にさせなければならない。
で、本来なら一般競争入札を主張するのだけれど、
価格の安さだけで勝負すると、チェック体制が不十分な当市の場合、
安かろう・悪かろう、になりかねない。
そこで総合評価方式による一般競争入札の導入をシツコク聞いた。
これは価格の安さ、技術力、公共工事の実績、地域への貢献度等・・・・・諸々の要素を数値化し、総合点の最も高い業者を選ぶやり方。
これを導入するためには、担当する管財課がさまざまな下準備をし、それなりの時間をかけなければ、不可能な話。
だからまだ時間のある今のうちから、その準備するよう、迫ったけれど、市長はノラリ・クラリ。
「まだ、どういうやり方にするか、決めていない」・・・・としか答えない。
国土交通省は、この総合評価方式の一般競争入札を導入するよう、県や市町村に強い圧力をかけている。
政府がこういうことをやる背景には、経営が苦しい大手ゼネコンに、地方の公共工事を廻す配慮?と思わないでもないけれど、でも地方の公共工事が談合と深く係っているのは、周知の
こと。
ま、私の意図は、今回ここで、どういう方法にするか、決めさせることではない。
そんなことは出来っこない。
近隣の先進的な市が、どういう入札を採用し、その成果がどんなものか、政府や県がどういう姿勢か・・・・・・つまり世の風が、どういう方向に流れているか・・・・・そういうことを、テレビを観ている市民に知ってもらいたかった。そしてそういう形で、市長に牽制球を投げておきたかった。
一般質問後の昼食時、同僚議員から誘われて、珍しく一緒に食事をした。
その時、入札の話題となった。
私が一般質問で出した先進的な近隣市では、130万円以上の発注を、総合評価の一般入札の対象にし、その結果、昨年度は8億円も節約できたそうだ。・・・・と言ったら、
同僚議員から、仰天するようなことを言われた。
「あなたは間違っている!我々はあそこより安い価格で発注できている。我々の落札率が97%で、あなたは高いと言うけれど、それは実情を知らないからだ。
まず予定価格を積算する。その後、市長が予定価格をチェックして、必要と思われる金額をマイナスする。つまり予定価格が1億円なら、9千万とかに。
その97%だから、単純な97%じゃない。すでに予定価格自体が減額されているのだから。
一見、高そうに見えて、こちらの方が安い買い物をしているんだ。」
エ~!!!!!!
本当???????
そういうことって、あるのだろうか????
予定価格って、そんなに勝手に動かせるものだろうか????
もしそれが本当なら、市長のサジ加減によって、
予定価格はコロコロ変わってしまうじゃない????
ウソのような気もしますが、でも本当の話かも(笑)!
調べてみます。